2013年10月26日土曜日

ウクライナ・マフノの闘い――ロシア内戦期



僕の認識に間違いなければ、ロシア内戦期のウクライナ・マフノを画いたテレビドラマが、2000年代、ロシアで放送されました。ボリシェビキがどう言おうとも、マフノ革命反乱軍が、デニキン反革命軍を撃破した、1919年9・25、マフノ軍が攻勢に転じた、デニキン軍総殲滅のペレゴノフカ戦闘以降の人民戦争がなければ、12月にはデニキン軍がモスクワに「入城」していた可能性があると、いわれています。


ボリシェビキは、他党派に対する非合法化を、内戦のためといっているが、そんなのは嘘っぱちである! ボリシェビキはこれからここで批判してゆくように「唯一の前衛主義――他党派解体主義」に他ならなかった。レーニンらボリシェビキは「絶対的真理論」者であり、「真理の前衛」は、一つであって、二つ以上は存在しないのだからである。


 マフノ軍は、「非合法化」を避けるため、このとき、自分たちを赤軍の義勇軍部隊に登録して闘っているのです。ボリシェビキだけが内戦を戦ったのでないばかりか、ウクライナではマフノが闘った。この歴史を遠い、日本で隠蔽することはできたとしても、ロシア――ウクライナで隠蔽することはできない。